このたび、関西で活躍する吉本興業のお笑いコンビ・アキナさんの番組、「アキナのぶっちゃけていいんじゃないの」に出演しました。
「アキナのぶっちゃけていいんじゃないの」は、大阪市内のBarで、スペシャリストやマニアが集い、業界話やディープなあるあるネタを語る、eo光チャンネルのトークバラエティ番組です。
私は、『お城巡りは魅力がいっぱい！お城について知ろう』と題した回に登場です。
5月に出演したFM京都のラジオをお聴きになった番組スタッフの方からご連絡をいただき、出演する運びとなりました。
ご一緒したメンバーについて
今回は、園部文化観光協会会長の小林康夫さんと、お城ブロガーの馬場章夫さんと一緒に、お城ファンとして、お城の魅力と面白さを語ってきました。
小林さんとは、拙著『人生を豊かにするお城の楽しみ方』の出版社が企画する展示会で知り合い、「日本最後の城・園部城」を取材したときにご案内いただいたご縁があります。
京都府南丹市園部町の観光や文化の魅力を発信する活動をされています。(詳しくは園部文化観光協会のサイトをチェックしてください)
馬場さんとは、共通の友人が企画したお城のオフ会で知り合いました。
美しい写真が豊富な城めぐりチャンネルの「中の人」とは知らなくて、とても驚きました。
今では一緒にお城をめぐる、大切な仲間です。また、私が主宰する「オンラインお城Bar」のメンバーでもあります。
そんなお二人となら番組がより盛り上がるのではないかと思い、お声掛けをして一緒に出演することができました。
ご一緒できて、本当に心強かったです。ありがとうございます。
収録は偶然にも、信号機カラーの3人でした 笑
緊張していた私たちでしたが、あれやこれやとお城の話で盛り上がり、最後にはアキナのお二人に「みなさん、おしゃべりですね！」と言われるほど。
アキナの〇〇さんと、あるお城との深いつながりも知って、ええー！？と驚くこともありました。
(ネタバレになるので伏せます 笑。真相は番組をご覧くださいね)
お城の画像も豊富なので、きっと楽しんでいただけるはずです。
番組を通してお城の面白さが伝わり、お城ファンが増える機会になればいいなと思います。
番組の視聴方法
視聴方法は2パターンです。
①テレビで視聴（eo光チャンネル・eo光にご加入の方）
初回放送は、9月4日(月) 20:00〜20:45です。
初回オンエアから約2週間、eo光チャンネルにて複数回再放送があります。
②ネットで視聴
eo光チャンネルが観れないよーという方もご安心ください！
9月5日(火)10:00から10月下旬頃まで、下記URLにて無料配信されます。
テレビで、ネットで、番組をご覧いただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
アキナのお二人にお会いして
お城の魅力が届いたのか、収録後にはアキナのお二人に「今度、お城に行ってみよう！」と言ってもらえたことが嬉しかったです。
ツッコミ担当の秋山さんは気配りの人で、笑顔を絶やさず、場の雰囲気を温かくしてくれる方でした。
「え、どういうこと？」という素直な疑問から、話題を汲み取って、広げてくださいました。
ボケ担当の山名さんは客観的で、全体を俯瞰して眺められる、とても頭の切れる方だと思いました。
山名さんの絶妙なひとことが、私たちの背中を押して、番組を盛り上げてくださいました。
こんなお二人だからこそ、あの絶妙なコントや漫才ができるのだなと、妙に納得しました。
M-1やキングオブコントのファイナリストですから、ますます活躍していただきたいです。これからも応援しております！
ディレクターの荻原さん、番組スタッフの中尾さん、貴重な機会をありがとうございました。
最後に
番組が「アキナのぶっちゃけていいんじゃないの」ですから、思い切ってぶっちゃけます。
番組スタッフの方から連絡をいただいたとき「嬉しい！」と思った反面、「怖い！」と思いました。
何が怖かったというと、まだ麻痺が残っている顔を、表に出すことです。
私は2019年に大腸がんになり、その後の抗がん剤治療の途中に、免疫力が低下したからなのか、ラムゼイ・ハント症候群という顔面神経麻痺になりました。
かなり重症で、神経が死滅している可能性も高く、主治医からは神経再建手術も検討するよう言われました。
ENoG検査をしたところ、麻痺は重度だけれど、神経は20%ほどは残っているとのことで手術は回避できました。
2週間のステロイド治療後、退院してからも半年近く片目が閉じず、味覚もよく分からない状態で過ごしました。
自分の歪んだ顔を見るのが怖くて、人の目を気にして外出するのが怖い時期もありました。
私にとっては、命に関わる病気になったことよりも、命に別状のない顔面神経麻痺の方が精神的苦痛は大きかったです。
歪みと、目から頬にかけての麻痺は残りましたが、今ではよくよく見なければ分からないほどに回復しました。
それなのに。退院して4年近く経つのに、人前に出るのはまだ怖さが残ります。
写真が怖い、笑ったら歪みが目立ってしまう、引きつって滑舌が悪すぎる……と、欠けたところばかり気している私がいました。
問題は麻痺ではなく、私の心の問題なのです。
出演のオファーをいただいたとき、嬉しさと怖さがありましたが、心の問題を乗り越えるチャンスなのではないかと思いました。
オンエアの当日、番組が始まる前の30分は胃がキリキリするほど緊張しました。
テレビの自分の姿を眺めても、麻痺で顔が歪んでるし、麻痺で活舌は悪いし、麻痺で笑顔は引きつっているし、太っているし……と自分の欠点ばかりを見ている自分に気づきました。
でも、番組を観終わって、思ったのです。
「もう、自分の欠点を見つけて、自分を攻撃するはやめよう。卒業しよう」って。
歪んでいても、活舌悪くても、太っていても、私は私です。
大切なのは、見た目ではなく中身なのだと。
そんな心の成長を促してくれた貴重な機会に感謝しています。
誇張して話したり反省点は多々ありますが、真摯に受け止めたいと思っております。
長文を読んで下さいましてありがとうございました。
では、また！