城郭検定を受けてみたいけど……どうやって勉強したらいいんだろう?
日本城郭検定についてのお問い合わせをいただきました。
そこで今回は、城郭検定の試験対策におすすめのテキストと問題集をご紹介します!
おすすめする対象の級と、受験した中で気づいた検定の傾向なども記載しています。
城郭検定対策の参考にしてくださいね。
日本城郭検定とは、日本100名城を選定した日本城郭協会 主催のお城に関する検定です。
お城めぐりが好きな方にも、これからお城めぐりをはじめたい方にもおすすめですよ。
日本100名城めぐりをしているあなたなら、お城の基礎知識のベースはもうできているはず。楽しく学んで、さらに何倍もお城を楽しんでみましょう。
日本100名城公式ガイドブック
日本城郭検定のベースになるのは、こちらの「日本100名城公式ガイドブック」です。
なので、すべての級が対象の本。
2級・3級・4級の問題は、この100名城のお城の中から出題されます。
2級は100名城以外のお城の問題も出題されることが、まれにあります。
その出題傾向は、新発見(古文書や遺構など)が話題になったお城の問題が出されるようです。
テレビやネットニュースの記事でも、お城に注目してみましょう!
日本100名城公式ガイドブック|日本城郭協会 監修(学研プラス)
この本に出会ったおかげで、楽しいお城めぐりライフを手に入れることができました。文字も大きくて読みやすいB5判のガイドブックです。詳細なお城データのほか、全国の100名城マップや、歴史・城の見方などの特集も充実していて、お城の基本的な知識を幅広く得ることができます。この本に掲載されているお城を訪問したら、お城ごとに気になる情報をメモしておくと、お城の記録だけでなく試験対策になるかもしれません。
詳しく見る
続日本100名城公式ガイドブック
準1級・1級は、このガイドブックに掲載されている内容を確認することをおすすめします。
2級は、100名城以外のお城(=続日本100名城のお城)の問題も出題されることがまれにありますので、目を通しておかれるといいでしょう。
続日本100名城公式ガイドブック|日本城郭協会 監修(学研プラス)
中世の城が多く掲載されていて、さらにお城LOVE・お城マニアな方向けの魅力的なお城が満載の本です。大きくて読みやすいB5判のガイドブック。「続100名城の選定にあたって」のページに書かれた先生方の想いには、ぐっとくるものがあります。山城の歩き方や石垣の楽しみ方などの特集も充実していて、より深くお城の知識を得られるでしょう。
詳しく見る
日本城郭検定公式問題集/過去問題集
「日本城郭検定公式問題集」は、3級・2級の模擬問題が各100問収録されています。
そのひとつひとつの問題に、解説や公式ガイドブックの参照ページが記載されてるから、見返したり確認したりと、勉強しやすいのもいいところ。
「公式 日本城郭検定過去問題集」には、4級から2級の過去の試験で出題された問題が、4級(入門)×2回・3級(初級)×4回・2級(中級)×4回分の、全10回分の試験の過去問が掲載されています。
問題集は、城郭検定の出題傾向と対策に便利です。
どんな問題が出題されるのか? 腕試しに解いてみるのもいいですね。
日本城郭検定公式問題集|日本城郭協会 監修(学研プラス)
3級・2級の模擬問題が各100問収録された公式問題集です。1問ごとに丁寧な解説がついていて分かりやすいです。3級を受けようか、2級から受けてみようかと悩まれている方なら、一度手にとって問題を見比べてみるといいでしょう。内容は、問題集だけでなく、大阪城などの名城の解説もついているので、出題される先生方が何に注目しているかを知ることができるかも知れません。タイマーをセットして制限時間で100問を解いてみてはいかがでしょう? 時間的な余裕がどれくらいあるか知っておくのは大切なことです。
詳しく見る
公式 日本城郭検定過去問題集-2級•3級•4級編-|日本城郭協会 監修(学研プラス)
過去問に特化した問題集です。4級(入門)×2回・3級(初級)×4回・2級(中級)×4回分の、全10回分の試験の過去問が、合計1000問も掲載されています。解答と補足的な解説のほか、準1級のチャレンジ問題が25問つき! 繰り返して学習したら、試験の傾向が見えてくるかもしれません。問題の数を重視するなら、上記の「日本城郭検定公式問題集」より、断然こちらがおすすめ。
詳しく見る
よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書
こちらの公式参考書は、古代から近代の歴史の中でどのようにお城が変化・発展していったのか、というお城の歴史が詳しくわかるのがいいところ。
準1級に設定された実施回ごとの「テーマ」別に整理されているのもわかりやすいですね。
2級以上の受験をされる方は、ぜひ目を通しておくことをおすすめします。
よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書|加藤 理文(学研プラス)
情報が満載のこの1冊。内容は「歴史編」と「構造編」の大きく2つに分かれています。歴史編では、環濠集落・古代山城・城柵・方形館・山城だけでなく、歴史の流れで変化し続けてきた城の構造と役割が、とても詳しく紹介されています。構造編では、準1級の試験に設定されている「縄張」・「普請」・「作事」・「城下町」のテーマ別に整理されているもの、試験対策には最適な1冊だと思います。
詳しく見る
お城のすべて
お城の構造を詳しく知りたいなら、ぜひこちらを!
工学博士の三浦正幸先生が監修されているので、お城のつくりや構造がひとつひとつ丁寧に説明されていて、とってもわかりやすく読みやすい内容です。
3級以上の方に、おすすめします。
お城のすべて|三浦正幸 監修(学研プラス)
天守から石垣、縄張、名城の見所まで全部丸わかりです。お城の意匠や技術を知るにはもってこいの1冊です。工学博士だけあって三浦先生の書籍はどれもお城の構造を学ぶのに最適です。より専門的な「すぐわかる日本の城 歴史・建築・土木・城下町」もおすすめ。歴史だけでなく、構造からお城がますます好きになる1冊になっています。お城カタリスト野口の「イチ押し」参考書です!
詳しく見る
知識ゼロからの日本の城入門
お城の基礎を学ぶ4級にチャレンジするなら、こちらがおすすめです。
城郭検定は受けないけれど、お城めぐりをもっと楽しみたいと思っているあなたなら、この1冊を読むだけで、ぐんっとお城の楽しさがアップするはず。
お子さまにもおすすめです!
日本城郭検定公式問題集|日本城郭協会 監修(学研プラス)
試験対策だけでなく、お城の基本的な知識を得たいと思っているあなたには、この本がおすすめです。天守から城下町まで戦国の美と歴史を見て歩くをテーマにわかりやすい内容です。東日本45と西日本47の、全国おすすめ城マップ付き。城攻めと有力武将のエピソードも満載で、お城や歴史に興味を持ちはじめたお子さまにもいいかもしれませんね。自由研究にもいかがでしょう? キミもお城博士になろう!
詳しく見る
まとめ
今回は、日本城郭検定の試験対策におすすめの本をご紹介しました。
お城めぐりが好きな方にも、これからお城めぐりをはじめたい方にもおすすめの検定です。
今の自分のお城の知識がどれだけあるのか「現在地」を知るにもいいかもしれません。
大人になってから勉強するのも楽しいものです。
あなたの城郭検定に向けての学びと合格を応援しています!
一緒に楽しみながら学んでいきましょう!
では、また!