こんにちは。お城カタリストの野口です。
当オフィスのロゴが完成しました!
この機会に「お城カタリスト」の名前の由来と、「ロゴ」に込めた想いを聴いてください。
なぜ、お城カタリスト?
お城の魅力と面白さを伝えたい。日本人の知恵と技術力が結集した、お城のすごさを知って欲しい。
そんな想いで身近な友人たちにぽつぽつと大阪城を案内しはじめたころ、友人の紹介で「神話カタリスト」の武田光司さんと出会いました。
武田さん(通称:武光さん)は、日本の神話、つまり古事記や日本書記の神話の中に込められた日本人の心を伝えたいと活動をされている方です。
↓神話カタリスト 武田光司さんのサイトはこちら
初対面だと言うのに、「日本人の心」「伝えたい熱い想い」「使命感」と共通点がたくさんあって、話が尽きることはありません。
カタリストってかっこいいですね!
私もカタリストを名乗ってもいいですか?
そう話したのは「カタリスト」が「語る」と「ist(〜する人)」の造語だから、お城を語り伝えたい私の活動にもぴったりだと思ったから。
私の伝えたいのはお城なので「お城」+「カタリスト」で「お城カタリスト」。
そんなお酒の席でのやり取りが「お城カタリスト」を名乗るきっかけでした(笑)
そして翌日。改めてカタリストを調べてみると、別の意味があることを知ります。
カタリスト(Catalyst)は、「触媒」という意味です。
触媒とは、化学反応を手助けする物質のこと。
Wikipediaの、「触媒とは、一般に、特定の化学反応の反応速度を速める物質で、自身は反応の前後で変化しないものをいう」という一文を見たときには鳥肌が立ちました。
触媒って、私が伝えたいことの本質を表してる!!!
私自身、お城に出会って、人生が変わった一人です。
自分が嫌いでアイデンティティも自信もない、自己否定ばかりの私が、お城との出会いで人生と生き方が大きく変化しました。
私にとって「お城」が触媒で、私の心に作用して「自分の居場所と人生の価値」を教えてくれたのです。
人生で悩む人はたくさんいます。
それでも人には仕事や家事や子育てや介護や勉強などそれぞれの役割があるから、それを毎日一生懸命こなして、忙しさや目の前の役割に没頭して、自分のぽっかり空いた心を見つめる時間さえ後回しにして、その空っぽの心にも気づかないでいる人は、もっとたくさんいるのではないでしょうか。
そういう方に、お城で自分を見つめる時間を提供できたらいいなと思います。
自分の心や感情は、自分自身が決めています。自分だけが決められるのです。
誰かに頼ったりしても、誰もあなたの心は変えられません。
あなた自身が、変えたい・変わりたいと気づくことが大切なのです。
そんな気づきを、お城との出会いで感じて欲しい。
その感じとる手助けになるよう、お城を語りたい、パワーストーリーを伝えたい。そう思っていました。
だから「お城カタリスト」は、私にとって運命とも言えるネーミングでした。
私がカタリスト(触媒)になって、誰かの心に「お城のチカラ」で化学反応を起こしたい、変化を促したい。お城と人を繋げたい、結びたい。その活動が、お城カタリストの活動です。
なぜ、このロゴ?
この想いを、なにかの形にしたいとぼんやり考えていました。
そして昨年の暮れに「そうだ、ロゴをつくろう!」と思い立ちます。
実際に行動できたのは、信頼できるデザイナーの友人がいたから。
彼女のつくった、安全安心なわんちゃん用のおやつを扱う会社の、シンプルながらも会社の想いがぎゅっと詰まった、美味しそうに頬張る口元と表情のロゴを見て「これだ!」と思ったのです。
デザインは「???」でしたが、使いたい色は決まっていました。
「緑青色」です。
銅板の色が時間を経て変化する、最終の色。この名古屋城の屋根のような緑青色を使いたかったのです。
私の実家は、曾祖父の代から3代続く建築板金業をしていました。
建築板金業は、主に戸建住宅の屋根や雨どい・外壁などの工事を請け負うのですが、父は神社やお寺の工事も担う、宮大工のような仕事もしていて、いつも作業場にはロール状の銅板がありました。
子どもの頃に一度だけ、父が銅板で屋根をつくったお寺の竣工式に行ったことがあります。
銅板の屋根がキラキラ眩しく輝いていて、それはそれは美しかった。
それからしばらくしてそのお寺の近くを通ったら、屋根の色が違うのです。
「え?!あんなにピカピカしてたのに、黒くなってる!」
そのとき初めて銅板が経年劣化によって色が変化することを知りました。
「最後には緑色になるんだよ」と父が教えてくれたのを今でも覚えています。
銅板の色の変化については、こちらのサイトをご覧ください→★(別サイトです)
銅は、赤橙色→褐色→暗褐色→黒褐色→緑青色と、時間の経過とともに色を変化させます。
そして銅は軽い素材なので、屋根の大きいお寺や神社では使われることが多い屋根材です。
神社仏閣だけでなく、例えば改修した東京駅の駅舎の屋根にも銅板は使われています。
名古屋城の屋根を見たとき、これがあの銅の最後の色かと感動しました。
銅が空気に触れて、化学反応を起こして変化する。「カタリスト=触媒」に通じるからこそ、この色を使いたかった。
そして「つなぐ」をデザインのテーマにしようと思いました。
人とお城をつなぐ、人と歴史をつなぐ、人と日本をつなぐ、人と人をつなぐ。
それがお城カタリストの活動の原点だからです。
このロゴをつくったのは?
色やテーマは決まっていても、デザインとなると、はてさて何もイメージできません。
それでもヒアリングと打ち合わせ・修正を重ねて、想像した通りの、いえ、それ以上のロゴが完成しました!
このロゴをデザインしたのは、兵庫県尼崎市のSeiko(有限会社 生倖)さん!
デザインだけでなく、紙もの全般の印刷やWEB制作もされています。
女性だけの会社なので、チームワークも良くて、しなやかで柔軟な対応をしてくれます。
漠然としたイメージだけでも、丁寧なヒアリングで想いをカタチにしてくれる心強い味方です。
ロゴ作りたいな〜リーフレットやフライヤーを作ってみたいな〜と思ったあなた。ぜひ一度 Seikoさんにお問い合わせしてみてくださいね!
↓Seiko (有限会社 生倖) のサイトはこちら