岡山城|天守大規模改修のため2022年秋まで一時休館

岡山城

岡山城(岡山県)の天守は、「令和の大改修(大規模改修)」のため2021年5月31日をもって一時休館します。

休館期間:2021年6月1日〜2022年11月2日

今回の大規模改修は、耐震補強とバリアフリー化、昨年10月に発表されたアスベストの撤去が主な目的のようです。

2021年の新年早々の「ひっかき傷」被害でも、天守のすべての階で傷が確認された岡山城ですから、残念な傷あともきれいにしてもらえるといいな。

岡山城のひっかき傷被害についてご紹介しています

この令和の大改修によって内装を一新し、階ごとにテーマを設けたわかりやすい展示にするそうなので期待したいですね。

岡山城とは

岡山城

岡山城の天守は、宇喜多秀家によって慶長2年(1597)に望楼型という古式の建築様式で建てられたものです。

宇喜多秀家のあとは小早川秀秋が入り、その後は徳川家康の孫にあたる池田家の血筋が幕末まで治め、天守をはじめとした城の建造物が継承されます。

明治の廃城令で幸いにも天守の破却を逃れたことで、戦前には国宝にも指定されるほど貴重な天守が残りました。

昭和20年の空襲で焼失しますが、戦後の天守再建運動によって、現在目にする天守は昭和41年に外観を復元して再建されたもの。この再建された天守が、令和の大改修の対象です。

岡山城の楽しみ方と見どころを厳選してご紹介しています

岡山城は、かつて黒漆塗りだった天守の姿から「烏城(うじょう)」の別名がある名城です。
漆黒であるがゆえに、秀吉から許された金箔瓦がさらに美しく映えたことでしょう。

大改修のあとは、まさにカラスの羽のように黒光りする美しい姿が見れるかもしれません。
金箔瓦のきらめきも、より鮮やかになると期待したいですね。

2021年5月31日までは開館していますので、ビフォーアフターのBeforeの確認に行ってみてはいかがでしょう。それを知ると、さらにAfterが楽しみになるはずですよ。

野口

【追記】
「令和の大改修」が完了した岡山城は、2022年11月3日にリニューアルオープンしました!ぜひ行ってみてくださいね!

リニューアルした岡山城のビフォーアフターをご紹介しています

では、また!

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お城カタリスト