新年明けまして おめでとうございます!
旧年中はサイトにご訪問くださり、誠にありがとうございます。
本年もお城カタリストを、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和3年の1城目は、姫路城でした。
冷たい風が吹く日でしたが、その分空気が澄んで輝くばかりの優雅な姫路城に会えました。
姫路城は、行くたびに新たな発見がある、とても魅力的なお城です。
そして、行くたびに櫓や門や石垣など、お城のどこかで工事をしています。
今回は「にの門」や「ロの櫓」・「ほの門」付近が工事されていました。
行われているのは、主に漆喰の補修作業でしょう。
漆喰は、火災に強いとはいえ、定期的なメンテナンスが必須の手間のかかる素材なのです。
こちらの「帯の櫓」や「腹切丸」付近も1年半ほど前に工事が完了したポイントです。
真新しい漆喰の白壁が、城内一の高石垣をより引き立ててくれます。
白鷺のように美しい姫路城を、その姿のまま保ち続けるのは並大抵のことではありません。
今だけでなく、100年前も、200年前も、城が完成した時からずっとずっと続けられてきた、補修や修繕のおかげで、この貴重な名城を当たり前のように見ることができるのです。
軍事施設のお城は、平和になった今では、言わば「無用の長物」です。
それでも、人々が集い、手間暇をかけて補修し、守り続けられているのがお城なのです。
お城には、神社やお寺のように、神様も仏様もいません。
それなのに、なぜ人々は集い、守り続けてきたのでしょうか。
神様や仏様がいなくても、お城には継承した人々の「こころ」があるのです。
人々の心を揺さぶる、日本人の「こころ」がお城にはあるのです。
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お城を知ることは、日本を知ることです。
お城の歴史を知ることは、日本の歴史を知ることです。
令和3年は、お城の歴史を通して、日本人のこころや価値観をお届けしたいと思います。
また、人生を変えるお城の「チカラ」を、心理カウンセラーの目線でお届けしたいと思っています。
乞うご期待ください。
本年も、どうぞよろしくお願いします!