青春18きっぷでお城めぐり|大阪から日帰りで岡山城へ

岡山城
青春18きっぷを使って、日帰りで岡山城に行ってきました!

「青春18きっぷ」とは、JR各社が期間限定で発売しているお得なきっぷです。
特急や新幹線には乗車できませんが、普通列車や快速列車が1日乗り放題になります。JRの駅のみどりの窓口か切符販売機で、5日分11,850円で発売しています。(1日分ごとのバラ売りは残念ながらありません)

青春18きっぷは、5日分がワンセットになっています。
主人とふたりで年末に行った、東海地方のお城めぐり1泊2日の旅で、すでに4日分を使用していました。なので残った18きっぷは、あと1日分だけ。
ひとりでフラリとお城めぐり案もありましたが、主人と予定が合ったので、残り1日分の18きっぷを金券ショップで購入し、夫婦で日帰りのお城めぐりに行くことにしました。

野口
今回は、珍道中の旅の模様をご紹介します。学んでいる心理学が役に立った出来事でした。心の動きにご注目ください。

18きっぷ:はじめての出来事

今回も、新大阪駅から出発です。
7:50発の新快速に乗って、途中で乗り換えながら10:38に岡山に到着する計画でした。
新大阪の改札口では何やら人混みが……あれれ、何だろう? と思いながらホームに行ってみると……電光掲示板には『6:40 網干行き 快速(65分遅れ)』の文字が!
えっ! 今、7:45ですけどー? どういうこと??
あたふたしてたら、すぐにその電車が到着したので、思わず乗り込みました。

このまま行くのか、降りるのか

次の大阪駅で何人かの方が降りたので、座ることができた私たち。
6:30頃、某駅で電車と乗客が接触したことが遅れの原因のようです。
新大阪駅はすぐに発車したのに、大阪駅では停車したまま動きません。
何度も18きっぷで旅をしてきましたが、こんな出来事ははじめてでした。

まだ大阪なので、停車している今なら引き返すこともできます。
このまま行くか、ここで降りるか……主人と話し合って、急ぐ旅ではないのでゆっくり行こうという結論になりました。

なかなか進まない電車と苛立つ乗客の中で

やっと出発した電車ですが、いつものように景色は流れていきません。
進んでは止まり、止まっては進みを繰り返しています。
乗客の中には、この状況を説明したり遅れを詫びる電話を小声でかけている方が何人もいました。焦りからか、明らかにイライラしている方もいらっしゃいました。
その方たちのことを考えると、私たちは遊びに行くのですから、のん気なものです。

のん気な私たちの状況でも、不安な気持ちがあったのも事実です。
あまりにも遅くなるなら、岡山城をやめて姫路城に行こうか、赤穂城にしようか……
もともと心配性の私は、周囲の苛立ちの雰囲気にのまれて、あれこれ悩み出しました。

どうしたら有意義な時間を過ごせるか?

電車の旅
「ちょっと待って!」と悩みにストップをかけて、気持ちを切り替えることにしました。
不安で悩むよりも、同じ時間を過ごすなら、楽しく有意義に過ごした方がいい。
たっぷり時間がある(だろう)から、今できる楽しいことを考えようと決めました。
もしも岡山城が無理でも姫路城もあるし、赤穂城もある。相生で降りて牡蠣を食べてもいい。
こんなに選択肢があるなんて、幸せだ。18きっぷだからこそ出来ることだな、ありがたい。
気持ちを少し切り替えるだけで、どんどん楽しくなっていきました。

『長い道のり、どうしたら有意義な時間を過ごせるか?』
このテーマで、主人とふたり制限時間を決めて、アイディアを思いつくまま、たくさん出し合いました。
これは「ブレインストーミング」という、集団でアイディアを出すときに使う手法です。

  • 持参した本を読み切る
  • とにかく寝る
  • エンドレスでしりとりをする
  • 2018年の夢や抱負を語る
  • ゴールデンウィークの旅行の計画を立てる
  • 内緒にしていた失敗談などをカミングアウトする
  • 岡山城のお城案内案を考えて、主人にプレゼンする
  • やりたいこと・やらなければいけないことを振り分けてタスク化する
  • 今日のお昼ごはんを食べるお店を検索する
  • ブログやFacebookの記事を書く
  • 何もしないでボーッとする  などなど

結果、私たちが選択したことは、「ゴールデンウィークの旅行の計画を立てる」でした。
まだ行っていない100名城のお城と、続100名城を組み合わせて行ってみようと、エリアを絞り、周辺のお城や観光地を検索し、大まかなプランを立てて、岡山に到着するまでに飛行機とホテルの予約も完了しました。

なんて有意義な時間を過ごしたのでしょう!
途中で電車を乗り換えるのも忘れそうになるほど、熱中していました。
岡山駅に着いたのは、予定よりも2時間遅れの12:38でした。

来ました!岡山城!

まだ見ぬ岡山城を求めて

岡山城は今回で5度目になります。お城は何度訪れても楽しみが尽きることはありません。
今回は、まだ行っていなかった「宇喜多直家時代の本丸跡」と「二の丸」や「西の丸」方面を中心に回ります。

岡山城
こちらは、二の丸(天守の西側)から撮った岡山城天守の姿です。
天守曲輪から見るどっしりとした姿(この記事の一番上の写真)とは違い、シャープでスリムな印象です。
望楼型天守で、さらに天守台が不等辺五角形の形をしている岡山城は、ほかのお城よりも多彩な表情を見せてくれます。

宇喜多直家時代の本丸跡

岡山城
こちらは、宇喜多直家が城主だった時代に本丸として使われていたエリアの石垣です。
美しい野面積みの高石垣があるこの場所は、「石山」と呼ばれていたところ。
病院の駐車場?なので、この高石垣の上までは上がりませんでした。

西の丸:西手櫓

岡山城
廃校になった小学校にひっそりと立つ、西手櫓。
この櫓は、慶長8年(1603)に岡山城主となった幼少の池田忠継に代わって、城主の役目をしていた兄の利隆が建てたもののようです。
西手櫓は、1重目と2重目が同じ大きさの「重箱櫓」と呼ばれるタイプの櫓です。
岡山城では、この西手櫓と本丸にある月見櫓の二つだけが現存する建物で、どちらも国の重要文化財に指定されています。

岡山城
池田家3代で名君と謳われた光政は、自身の隠居所として西の丸を整備しました。
西手櫓の前には今でもひっそりと、隠居所の庭園の跡が残っています。

まとめ

青春18きっぷ
はじめはどうなることかと思った今回のお城めぐり。
気持ちを切り替えて、心を明るくするだけで、自然と楽しくなっていきました。
人生ですから、毎日いろいろなことがあって当然です。
青春18きっぷの旅を、もっともっと楽しみたいです。

野口
トラブルはありましたが、楽しく安全に過ごせたのなら何の問題もなし! 終わり良ければすべて良し……ですね。学びの多い貴重な体験でした。
電車の旅